幅広いエンターテインメント文化を沖縄から世界へ発信する『沖縄国際文化祭』。特別プログラムとして元サザビーズジャパン代表の柴山哲治氏による「オークショニアスクール」が4月6日、那覇市文化芸術劇場なはーと 小スタジオで開催されました。
オークショニアとは、落札額を決めるオークション(競売)の司会者であり、出品者と落札者をつなぐ役割を担います。
本スクールでは、オークションの基礎知識を学ぶ座学「オークションの歴史と仕組み」から、オークショニアとしてのスキルを基礎から実務まで体験するカリキュラムを実施。実践的なトレーニングの場を設けるほか、4月6日の本文化祭にて、実際にオークショニアとしての経験を積む機会が設けられました。
この日の「オークショニアスクール」では、すでに2回のオンライン講義を受けた参加者による対面実践形式の模擬オークションを実施。客席の観客も、オークション参加者役で参加しました。
沖縄で本スクールを開催する意義を、柴山さんは「沖縄は宝が埋まっています。しかし、残念ながらそれが日の目を見ていない。お金になっていない。オークションはそのための競争入札の手段です。オークションの技を使いながら、沖縄のお宝を世に出すことをやっていきましょう」と地域に根付いたオークションの実践を呼びかけました。
沖縄の各地域に埋もれたお宝や地域アーティスト作品など、発掘した「モノ」に加えて、それぞれの地域ならではの「コト」を販売する仕組みとしてのオークション事例を、約2時間をかけて全員で学びました。